紫微斗数は、中国の宋時代の陳希夷という仙人が作ったといわれる占術です。
生年月日と出生時間や生まれた場所を基に、一生の運勢を判断する占術です。しかし、出生の時間が正確でないと正確には占えない占術でもあります。本家の中国や台湾の華僑の人達には、四柱推命よりも紫微斗数の方が人気が高いように思われます。
人気の秘密は、的中率が高いこともさることながら、個人の運命をより細かく推命出来ることにあり、西洋占星術のホロスコープに相当する12宮の命盤は、命宮:性格や能力、全体運、兄弟宮:兄弟姉妹との関係、夫妻宮:配偶者や結婚生活、子女宮:子供との関係、財帛宮:金銭運、疾厄宮:健康や病気、遷移宮:移転や旅行、奴僕宮:職場の司従関係、官禄宮:適職や出世運、田宅宮:不動産や住居、福徳宮:娯楽や趣味等、父母宮:両親との関係を西洋占星術のホロスコープのハウス展開と同様に観ることが出来ます。性格・仕事運・結婚運・相性・子供運・対人運・金運・不動産運・健康運など、12宮によって示される個人の様々な運勢を見ることができます。
流年運を見ることで、その年、その月ごとの出来事や、いつチャンスが巡ってくるのか、いつ恋愛運、結婚運が巡ってくるのか、その時期の運勢を見ることもできます。 「いかに生きるか」「いかにすれば力を発揮しやすいのか」といった人生の指針にお役立つ占術だと思います。